もりお
今回は、面白いほど得点に繋がる展開「4本目攻撃」について解説します!
目次
4本目攻撃とは
「4本目攻撃」という名前には、馴染みがないかもしれません。
もしかしたら同じ展開(パターン)を教わっていても、違う名前だったかもしれません。
この展開をマスターすれば、後衛レシーブの時に高確率で得点に繋げることができます。
4本目攻撃の流れ
「そう簡単に上手くいくの?」と思われた方もいるかもしれません。
大丈夫です。
後述する3つのポイントをしっかり抑えてやれば、この展開は高確率で成功します。
ポイント1:タイミング
この展開は、自分達がレシーブで、後衛サーブ⇒後衛レシーブの時に使える展開です。
中でも、試合開始1ポイント目、ゲーム開始1ポイント目にレシーブの場合は、絶好の4本目攻撃チャンスです。
また、カウント2-2の時や、3-1で勝っている時にもかなり使えます。
(そのカウントになるまでの試合内容にもよりますが。)
要するに、相手が「慎重になるタイミング」を狙って使います。
ポイント2:レシーブ
成功率を大きく左右する、かなり重要なポイントです。
レシーブを返す位置
以下の図で示す位置にレシーブを返しましょう。
- コースはクロス
- サイドに寄り過ぎず、センターにも寄り過ぎない位置
- 深すぎず、浅すぎない位置(サービスラインとベースラインの中間くらい)
レシーブの打ち方
チャンスボールにならない程度の山なりの球で打ちましょう。
速い球はいりません。
ポイント3:ポーチボレー
あとは普通のポーチボレーをするだけです。
特に気を付けることはありません。
相手後衛がラケットを振り始めるギリギリまで待ってから、思いっきりポーチに出ましょう。
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>ポーチボレーのやり方(記事作成中)
なぜ4本目なのか
6本目でも、8本目でもいいんじゃないの?
結論から言うとダメです。
相手前衛よりも先に勝負を仕掛けなければならないから
ラリーが繋がってしまえば、いつ相手前衛にポーチされるか分かりません。
ですから、やられる前にやるということです。
相手のサーブをポーチボレーすることはできないので・・・(笑)
レシーブの展開では、ポーチに出ることができる最初の球が4本目になりますね。
だから、4本目なのです。
後衛がラリーに慣れると抜かれやすくなるから
ラリーが何本か繋がると、後衛はそのテンポに慣れるためコート全体を見る余裕が出てきます。
つまり、ポーチに出てきた前衛を見て、コース変更するのが簡単になるということです。
だから、慣れる前に仕掛けてしまうことでポーチボレーの成功率が上がるのです。
迷いがなくなるから
4本目にポーチに出ることを決めておけば、迷いがなくなりますよね。
迷いがなくなるだけで、ポーチボレーの決定率がかなり上がります。
ペアとの共通認識が持てるから
前衛が出るタイミングを迷っていると、ペアの後衛も役割が分からなくなってしまいます。
4本目にポーチに出ることが分かっていれば、ペアの後衛は抜かれた場合やポーチボレーが返された場合に、フォローを考えることができます。
もしも失敗したら・・・
または、ボレーが決まらなかった。
安心してください。
全く問題ありません(笑)その理由は、後述する以下のとおりです。
ペアとの信頼関係は保たれる
ペアの後衛
あなた
その作戦を成功させるために、あなたはポーチに出たのです。
つまり、ポーチに出て失敗するより、ポーチに出ないほうが問題です。
しかも、この展開は、試合開始1ポイント目、ゲーム開始1ポイント目または、カウント2-2の時や、3-1で勝っている時に使う展開です。
1ポイント取られたからといって、大きな痛手ではありません。
きっとペアも許してくれるでしょう(笑)
見せたと思えば良いんだよ
全く問題ない。と断言した一番の理由がコレです。
得点にはならなくても、あなたが「ポーチに出てくるかもしれない前衛」であることを相手後衛に認識させることはできました。
つまり、相手がストロークを打つ度に、
相手後衛
と思わせることができるので、フェイントが効きやすくなります。
これにより、以下のようなメリットがあります。
- 相手後衛の打てるコースを塞ぐことができるので、自分達に有利な試合展開を作れるようになる。
- 相手後衛が強打できなくなることで、自分達が楽に試合展開を作れるようになる。
- 相手後衛に打つコースを迷わせることで、相手のミスを誘うことができる。
いかがでしたでしょうか。
今回は、面白いほど得点につながる展開「4本目攻撃」について解説しました。
展開練習にも取り入れて、是非使ってみてください。
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