もりお
今回は正しい目標を持つ方法について説明するよ。
これはソフトテニス以外でも使える方法なので、他の部活の友達にも教えてあげよう!
みなさん、きちんと目標を持っていますか?
上手くなるためには、必ず目標を持つべきです。
目標を持っていれば、普段の練習に対するモチベーションが上がります。
しかし、単純に目標を決めただけで、その目標を達成するのは少々難しいです。
この記事では、目標を達成するために、皆さんにやって欲しいことを2記事に分けてご紹介します。
目次
目標を決める理由
まず始めに、何のために目標を決めると思いますか?
結論からいうと、今やるべきことを知るためです。
きっと、意味が分かりませんよね(笑)
安心してください。
この記事に従って目標を決めていけば、最後に答えが分かるはずです!
さっそく、やっていきましょう!
準備するもの
紙
まっさらな紙でも構いませんし、チラシの裏でも構いません。
もちろん、テニスノートに書いてもいいでしょう。
ですが、必ず目標を達成するまで保管できるようにしてください。
できれば普段目に付く場所に置いて(または掲示して)おき、定期的に目標を意識すると良いでしょう。
筆記用具
鉛筆でも、ボールペンでも構いません。
時間
15分~20分程度でできると思います。
この時間は、目標を決めることだけに集中してください。
STEP.1大目標を決める
まずは、基となる目標を決めましょう。これを大目標と呼びます。
例えば「大会で○位になる」などです。
今後の成長を左右する、大事な目標です。しっかり悩んで決めましょう。
大目標を決めるにはいくつか注意点があります。
- 無謀(むぼう)すぎる目標はダメ
- 例)まだ地区大会で勝てたことがないのに「全国大会優勝!」など。
- 必ず紙に書き出す
- 自分の言葉で、自分の手で紙に書いてください。 ※自分で決めた目標であることを自覚する必要があります。
- シンプルで、分かりやすく、明確に。
- 例)地区大会優勝、県大会ベスト8!、団体メンバー入り!など
STEP.2目標達成をイメージする
次に目標を達成している自分をイメージしてください。
しかも、できるだけリアルに。
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イメージできましたか?
さて。
今の自分は、目標を達成した自分と比べて何が足りていないでしょうか。
それを書き出してみてください。
- ファーストサービスの確率が悪い
- 体力がない。
- 体幹がしっかりしていない。
- フットワークが足りない。(打点に合わせるのが上手くない)
- レシーブの安定感がない。
- 緩みと握りができていない。
- 戦略が少ない。
- 強い球、深い球への対応が上手くない。
- ロブのミスが多い。
- ボレーのカバー範囲が狭い。
- スマッシュが下手。
「今の自分に足りないもの」を探すことによって、目標達成のためにやるべきことが見えてきたはずです。
では、もう少しだけ細かくしていきましょう。
STEP.3いつまでに、何をどうするかを決める(中目標)
目標達成するために「今の自分に足りないもの」を踏まえて、いつまでに・何をどうするかを決めましょう。
「いつまで」は、難易度や優先度などを考慮して決めてください。
「何をどうする」は、ざっくりでいいので書いてみてください。
これが、「中目標」になります。
- ファーストサービスの確率が悪い
- いつまで:3月まで
- どうする:ファーストサーブの確率を80%以上にする
- 体力がない
- いつまで:大会まで
- どうする:大会当日に5試合分戦える体力をつける。
- 体幹がしっかりしていない
- いつまで:大会まで
- どうする:体幹トレーニングを定期的にやる
- フットワークが足りない(打点に合わせるのが上手くない)
- いつまで:大会まで
- どうする:ラダートレーニングでフットワークをゴリゴリに鍛える
- レシーブの安定感がない
- いつまで:12月まで
- どうする:レシーブの反応速度を上げ、打てるコースの幅を広げる
- 緩みと握りができていない
- いつまで:1月まで
- どうする:意識せずとも、緩み握りができるようにする
- 戦略が少ない
- いつまで:(以下、省略)
- どうする:戦略(得点パターン)を10個追加
- 強い球、深い球への対応が上手くない
- どうする:柔軟なボールのサバき方を覚える
- ロブのミスが多い
- どうする:攻めのロブ、しのぎのロブを打ち分けることでミスを減らす
- ボレーのカバー範囲が狭い
- どうする:身体に近い位置、遠い位置でのボレー方法を身に付ける
- スマッシュが下手
- どうする:スマッシュの成功率を90パーセントまで上げる
これで、やるべきことが見えてきたと思います。
ですが、まだ実行するには準備不足です。
次の記事で、中目標をさらに具体化していきます。
・・・その前に、
一部の中目標は、ルーティン化することで目標の達成効率が上がるものがあります。
それらを、次のステップでルーティン化しておきましょう。
STEP.4 身体作り系・基本技術系の目標をルーティン化する
ルーティン(ルーチン):毎回決まったことをやること
STEP.3で洗い出した中目標のうち、「身体作り系」、「基本技術系」の目標(やればやっただけ成長できるようなもの)については、以下の例のように定型化することで、効率的に目標を達成することができます。
- 【中目標】大会当日に5試合分戦える体力をつける
- 【ル1】毎日、部活の練習前に3kmランニングする。
- 【中目標】体幹がしっかりしていない
- 【ル2】毎週月曜日の帰宅後に、体幹トレーニングをする。
- プランク(1分 3セット)
- アームロッククロスレイズ(30秒 3セット)
- 体重移動スクワット(30回1セット)
- 【ル2】毎週月曜日の帰宅後に、体幹トレーニングをする。
- 【中目標】フットワークが足りない(打点に合わせるのが上手くない)
- 【ル3】毎週、休日練習の前にラダートレーニングをする
- もも上げ(3セット)
- ◇◇◇◇(3セット)
- ◯◯◯◯(2セット)
- △△△△(2セット)
- 【ル3】毎週、休日練習の前にラダートレーニングをする
今回は、中目標を決めてもらいました。
ここまでの内容は、目標達成までなるべく変えないようにしてください。
特に、目標を下げることは禁止です!
次の記事で、「課題(小目標)」を持って練習をする方法を紹介していきます。
【目標管理2】課題を決めて練習しよう!