もりお
この記事では、『打点』について詳しく解説しています。
知っているようで知らない人も多いのでは??
「打点」とは、読んで字のごとく「打つ点」のことなのですが、きちんと意味を理解している人は少ないかもしれません。
目次
打点って、ちゃんと知ってる?
ソフトテニスの練習中に、こんな光景をよく見かけます。
コーチ
教え子
教え子
この記事を読んでいるあなたも、言われたことがあるのでは?
せっかくコーチからアドバイスを受けても、「打点」の意味を理解していなければ、どう直せばいいのか分かりませんよね。
コーチのアドバイスをしっかりと自分の力にしてもらうために、「打点」について詳しく解説したいと思います。
打点の高い・低い
「打点」の高い・低いには、2パターンあります。
ひとつ目は、ボールを中心に考えた打点。
ふたつ目は、人を中心に考えた打点です。
ボールを中心に考えた打点の高低
当たり前の話ですが、地球には重力があります。
浮いているボールは、重力によって地面に引き寄せられ、1度バウンドしてまた上に向かいます。そして、頂点に達するとまた地面に引き寄せられます。
この一連のボールの流れの中で、ラケットがボールに当たる位置が「打点」です。
分かりやすいように図にしてみました。
ソフトテニスを始めて間もない人は、『低すぎる「打点」』のエリアで打ってしまいがちです。
ストロークが安定しなくて悩んでいるのであれば、この図のベストな打点の高さで打てるように、しっかりと足を動かしましょう!
人を中心に考えた打点の高低
もうひとつは、人を中心に考えた「打点の低さ・高さ」です。
例えば、地面から30㎝の高さの球を打つとしましょう。
次の図を見てください。
A君のように、足を立たせたまま打つとどうなりますか?
ラケットは下を向き、すくい上げるような打ち方になりますね
B君のように、しゃがんだ状態で打ったらどうなりますか?
ラケットは横を向き、平行な振り抜きで力を伝えることができますね。
実はB君のように、しっかり腰を落とし平行な振り抜きで打った方が、しっかりと力がボールに伝わり強力なショットを打つことができます。
つまり、自分の身体に対して「高い打点」で打てた方が良いわけですね!
低いバウンドのボールには、しっかりと腰を落として打つことを心がけましょう。
打点の遠い・近い
次に「打点」の遠い・近いについてです。
簡単にいうと、腕を伸ばして打てば「遠い打点」、逆に、腕を縮めて打てば「近い打点」となります。
- 遠心力を利用した強力な球が打てる。
- 面がブレやすくなるので、球をコントロールしにくい。
- 面が安定しやすいので、球をコントロールしやすい。
- しっかり体重を乗せないと、強力な球は打てない
打点の遠近に関しては、実はある程度好みです(笑)
ただ、あまり遠すぎると体重移動の力が伝えにくいですし、近すぎても詰まった打ち方になってしまうので、どっちにしろ良いショットは打てません。
打点の前・後ろ
最後に打点の前・後ろです。
説明する間でもないですが、ボールを前側で打つか、後ろ側で打つか。ということです。
図で示したとおり、打点を前にして打てば『攻め』の球。
打点を後ろにして打てば『しのぎ』の球。
ちょうど中間(おへその前あたり)で打てば『安定』した球が打てるようになります。
いかがでしたでしょうか。
今回は「打点」について、細かく解説してみました。
今まで「打点」のことをよく知らなかった人、、、少しは理解できましたでしょうか?
ただ理解するだけではなく、理解したことを活かすことが重要です。
今後も、成長のために頑張っていきましょう!!!