もりお
今回は「前衛とはなにか」を解説するよ!
あくまで個人的な考えです。
是非とも前衛さんに読んでもらいたい記事です。
前衛に対する考え方が大きく変わるかもしれません。
目次
前衛の役割
そもそも私は、ソフトテニスの試合において、メインは後衛だと思っています。
後衛の方が圧倒的にボールに触る回数が多いからです。
後衛がラリーを繋いでくれなければ、前衛はポーチに出ることもできません。
では、どうして前衛が居るのでしょうか。
生徒たちにこの質問をすると、こんな答えが返ってきます。
「ボレーやスマッシュで、ポイントを取るため!」
確かに、この答えは間違いではありません。
ボレーなどでポイントを取るのも大切な前衛の役割です。
しかし、最大の役割は、別にあると考えます。
前衛の最たる役割
とても重要なことを言います。
前衛最大の役割は、
前衛としての存在をアピールすることであると考えます。
前衛がいることを相手に意識させることにより自由な展開を作らせないようにすることや、モーションをすることにより急なコース変更をさせることで相手のミスを誘発することこそが、前衛としての最も重要な役割であると思うのです。
つまり、「ボレーされるかもしれない、スマッシュされるかもしれない。」と、相手に思わせることが重要なのです。
- 相手後衛の打てるコースを塞ぎ、自分達に有利な試合展開を作れるようになる。
- 相手後衛に強打させなくすることで、楽に試合展開を作れるようになる。
- 相手のミスを誘うことができる。
優秀な前衛とは
前述したことをまとめて、簡単に言えば・・・
味方後衛の邪魔をしない前衛
ということになります。
邪魔な前衛になるための考え方
1日、2日でマスターできるような簡単な話ではありませんが、大きく3つのポイントをご紹介したいと思います。
雰囲気
上手そうな雰囲気を作ることは大事です。
もちろんボレーが上手にできることに越したことはありませんが、「ボレーされるかもしれない」という雰囲気さえ出せればそれだけで十分に邪魔できます。
ポジション
相手後衛の邪魔をするために、どこに立つか(ポジション)は、とても重要です。
簡単に説明できることではないので、後ほど詳しい記事を作りたいと思います。
しばしお待ちください。
ポジションについて、ひとつだけご紹介しておきます。
前衛の「原則ポジション」です。
それは、「相手後衛とセンターマーカーを結んだライン上」です。
下の図をご覧いただくと、分かりやすいかと思います。
〇:相手後衛
〇:自分
このポジションが「原則ポジション」となり、ここからポーチ or ディフェンス or スマッシュのどれかを行うことになります。
じゃんけんに勝つ
前衛はじゃんけんに似ていると思います。
正クロス展開の時に、相手後衛が打つ球の種類を大きく分けると「正クロス」、「ストレートパス」、「ロブ(頭越え)」の3パターンです。
逆に、前衛の動きを大きく分けると「ポーチ」、「ディフェンス」、「スマッシュ」の3パターンです。
つまり、
- 相手後衛が「正クロス」を打った時
- 「ポーチ」に出たら勝ち
- 「ディフェンス」or「スマッシュ」を張ったらあいこ
- 相手後衛が「ストレートパス」を打った時
- 「ポーチ」に出たら負け
- 「ディフェンス」したら勝ち
- 「スマッシュ」を張ってキャッチすればあいこ、キャッチできなければ負け
- 相手後衛が「ロブ」を打った時
- 「ポーチ」or「ディフェンス」ならあいこ(攻めの中ロブだった場合は負け)
- 「スマッシュ」なら勝ち
ということです。
注意点は、相手前衛よりも先に勝たなければならないことです。
「ディフェンス」ばかりやっていても、先に勝つことはできないかもしれません。
このじゃんけんに勝つために、相手のタイプ・心理状態、その日の天候・風向き、これまでのポイント、試合の流れなどから、相手後衛が何を打ちたいのかを見極めます。
これができるようになれば、かなり試合に勝ちやすくなるでしょう。
すぐには、できるようになりません。
色々な相手と考えながら対戦し、場数を踏んでいくうちに、だんだん分かるようになってきます。
いかがでしたでしょうか。
今回は、ズバリ「前衛とはなにか」を解説しました。
「邪魔な前衛」を目指して、頑張って練習してください!
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